膝の痛み

膝の痛みの6原因

腰 肩 に次いで悩んでいる方の多い膝の痛み

いろんな病名が多すぎて、結局自分がどれにあてはまって、どうすればよい

膝の痛みの原因を、7つご紹介します

1 年齢によるもの

加齢と同時に、立ったり座ったりで日常使われてきた膝の軟骨がすり減ってしまい、クッション機能が劣化

骨同士が接触し膝に直接ストレスがかかり、炎症を起こし、膝が痛む

一度膝に違和感を覚えてしまうと、かばうように行動してしまい、状況を悪化させる

移動機能の低下につながるので、放っておくと運動器症候群になります
運動器症候群とは、運動器の障害により

“要介護になるリスク”の高い状態になることがある

2 筋肉疲労・膝の使いすぎ

スポーツや運動、仕事、生活習慣などで、太ももなど膝まわりの筋肉が疲労して働きが低下すると、膝関節に直接かかる負担が大きくなり、痛みにつながる

長い期間にわたって、スポーツやジョギングなどを行っているケースで、筋肉の疲労が回復されないままトレーニングや試合を続けると、膝を支える筋肉やじん帯への負担が増え、関節軟骨に負荷がかかり続け摩耗を早める原因にもなります。
軟骨がすり減ると、加齢の場合と同じくクッション機能が劣化し、骨と骨とが当たるようになってしまったりして、痛みが出る

今までしていなかった運動によって、普段使われていなかった筋肉が筋疲労を起こし、太ももやふくらはぎ、おしりにいたるまでの筋肉が一時的に硬直
すると、膝まわりの筋肉のバランスが崩れ、膝蓋骨がズレたりして、痛みを引き起こす

子どもに起こる膝痛の“オスグッド”なども身体の使いすぎが原因

 

3 運動不足・筋力の低下

運動のし過ぎの反対、運動不足筋力の低下が原因になることもあります
筋力の低下には、“やせ過ぎ”も含まれてきます

膝の曲げ伸ばしをスムーズに行い、膝への負荷を和らげるためには、太ももの筋肉の正常な働きが必要です。
しかし、運動不足痩せすぎなどによりふとももの筋力が不足したり、筋肉が硬くなっていたりすると、膝関節の柔軟性が失われます。
すると膝が硬くなり、膝の痛みを感じるようになる!!

普通の生活をしていれば、この状態まで筋力が低下することはないと言われていますが、何かのきっかけで膝の違和感を感じた後、膝をかばって生活することでこの状態になってしまうことがあります。

柔軟性のない状態になってしまうと、膝の痛みは慢性の痛みとなり痛み止めも効かず、悪化のサイクルにはまってしまい姿勢も崩れていきます

4 肥満

年齢を重ねると代謝が落ちるので、若いころより太ってしまう方というのは意外と多いのではないでしょうか?
膝には、動きによっては体重の数倍の力がかかる
ランニング時などは、体重の10倍以上の負荷が膝にかかっていると言われており

肥満状態にある体では、膝にかかる負担は大きく
膝の軟骨のすり減りを加速させる大きな要因に( 一一)

5 姿勢

左右どちらかに体重をかけて立ったり歩いたりするような姿勢の癖、O脚、X脚、などが膝の痛みの原因になることがあり
合わない靴が原因で姿勢がゆがんでいくことも

姿勢の歪みは、片方の膝のかたよった関節軟骨のすり減りに関与し
どちらかの膝に痛みが起きれば、かばうのが身体です
姿勢はさらに歪んできます

姿勢の癖に気づいたらできるだけ早く、なおすように努力しましょう

6 病気

膝が痛くなる病気には、リウマチや痛風、腫瘍などの病気があり
下記のような点にあてはまる場合は、病院を受診しましょう。

・痛みに変化があった時
・激しい痛みがある時
・痛みが長引く時
・熱や腫れの症状がある時
・身体の他の部位にも異常があるとき

その他に気になる症状のある時も、自己判断せず、受診しましょう。